AICAの介護実習生

 遼寧銀河のある遼寧省は、GDP国内総生産が中国でワースト1なので、失業者が多くて、人が集まりやすいのが特徴です。

 さて、遼寧銀河では先日、三重県に派遣予定の介護実習生3人全員が中国現地でNAT試験3級(日本語能力試験3級程度)に合格しました。この試験は厚生労働省が定める介護実習生の資格要件を満たす試験の1つに当たります。3人ともA判定という、上位20%の好成績で合格を収めました。

 遼寧銀河では4級合格には4ヶ月、3級合格には6か月(念のため長めに見て8か月)の学習期間を設けています。中国人は日本と共通の「漢字」の字形が存在するため、日本語の習得スピードがとても早いです。4級の場合の事前教育費用は10万円、3級の場合の事前教育費用は20万円です。どちらも合格してから費用を頂くようにしています。


 総経理は教育者で本も出版しています。大学や専門学校の教師に教える立場なので、学校とは連携しやすいです。そして、その立場を利用して、この度錦州地区の看護学校と提携して卒業の1年前から日本語を勉強する現役の看護師30人の介護のクラスを作りました。大連市には日本語教育センターで日本語を勉強する社会人30人の介護のクラスを作りました。また、企業様、組合様の多人数の介護実習生の要請があれば、看護学校などと提携して、専門のクラスを作らせて頂きます。ですから、ご要望があれば、看護師の資格取得者で日本語検定3級或いはNATTEST3級合格者のみを日本に送り出すことができます。

 送出し機関としては、たとえ1年間の実習生に対しても、面接会場に実習生候補者を呼び寄せて、総経理や職員が必ず直に会って1人1人と会話をして、気性の荒さやタトゥーの有無についてなどのチェックをします。面接日当日には、面接者全員に数学・国語、また場合によっては体力テストを行い、点数を出します。

 企業様と組合様は直接に中国現地に行って面接されても、日本と中国とのテレビ面接で合格者を決められても、どちらでも結構です。実習生候補者のテストの結果などを参考にして、合格者は企業様と組合様がお選びください。

上の写真は中国現地で介護の実習を行っている様子です。遼寧銀河では入国前に、介護の実習を取り入れています。

実際に入国した介護実習生3人の写真です。